IBM BladeCenter E での電源モジュール構成

今まで2000W電源2発@PowerDomain1で運用していたBladeCenterですが、ちょうどヤフオクで1800W電源2発を調達できたので増設することに。

IBM BladeCenterではPowerDomainという概念が導入されていて、以下のようにモジュールへ電力を供給しています。(IBM BladeCenter Eの場合)

  • PowerDomain 1
    • 電源モジュール
      • 1,2
    • 電力を供給する対象
      • SMM1,SMM2,Blade1-7,IOModule1-4
  • PowerDomain 2
    • 電源モジュール
      • 3,4
    • 電力を供給する対象
      • Blade8-14

ここで重要なのは、PowerDomain内の電源モジュールは同容量の電力を供給しなければならない点です。つまりPowerDomain1を2000W電源+1800W電源では構成できません。異なるPowerDomainの電源容量は別でも問題ないようです。なので、

  • PowerDomain 1
    • 2000W電源 * 2
  • PowerDomain 2
    • 1800W電源 * 2

といった構成は可能です。

またPowerDomain内でのFailOverPolicyの設定は以下のような意味になっていました。

Redundant with Potential performance impact-
電源容量が不足した場合でも、BladeCenterを稼動し続けることが可能です。
BladeHS20(88843)/LS20(8850)は1つの電源が故障した場合、電力保護モードに切り替えてサーバーの稼動を可能にします。
電力保護モードを使うことにより、故障により電源が1つになっても、搭載されているサーバーに電源投入を許可します。

Redundant without performance impact-
パフォーマンスの低下が許されない環境において選択するモードです。
1つの電源が故障した場合、フルパフォーマンスで稼動することを保証できるサーバーだけに、電源投入を許可します。

Non- redundant mode(デフォルト設定)-
ブレードサーバーの消費電力を下げ、それでも電力が不足する場合は、シャーシが十分な電力を供給できる状態になるまで、いくつかのブレードを停止させます。

http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0395D66