Windows7のDNS resolverの挙動について
前置き
そんなこんなでWindows7 64bitでいろいろとDNS resolver関係の挙動について調査中。まず、基本的な項目として、Windows7のDNS resolverは
- すべての物理的なネットワークIFにIPv4しか振られていないときは、AAAAレコードの問い合わせを抑制する
- トンネルIFについては未検証
- そもそもトンネルIFはインストール完了後に全部オフにするのがよいかと
といった挙動をとるため、WindowsXPの時のように、「AAAAタイムアウト > A再問合わせ」といったことがなくなっています。このような仕様の変更はVISTAから行われています。
検証
そこで、以下のような条件の時にAAAAを問い合わせるかをいろいろと探ってみました。また、条調査を行う時に使った環境は以下の通りです。
検証PC
- Windows7 64bit Enterprise
- ネットワークInterface2個
- それぞれeth1、eth2とする
- eth2はPacketixVPN仮想LANカード
ネットワーク要件
検証項目
Remote SuperVisor Adapter II のパスワードリセット
RSAIIのパスワードリセットですが、BIOSからできるものとできないものがあります。
今回RSAIIをヤフオクなどで入手してきたのですが、x335に搭載したときはBIOSでパスワードリセットできませんでした。
というわけで、RSAIIのパスワードリセット方法をメモ。
IBM 拡張設定ユーティリティー (ASU) v3.01
というわけで、RSAIIのパスワードをリセットするためにはASUを用います。このASUですが、どういうものかを簡単に説明すると、IBMのサーバの環境設定(OSではなくハードウェアの設定)を行うツールでRSAをはじめMMIなどいろいろ設定できるようです。
なので今回はこれを使います。
まずはダウンロード。ツールは以下のURLにおいてあります。
http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/MIGR-55021
どのOSから行うかによってダウンロードするファイルは変わりますが、今回はWindowsから行いました。ちなみにDOSから行うと、DeviceDriverがないためDOSからRSAIIを認識できないので初期化できません。Windows側であらかじめRSAIIのDeviceDriverをインストールしておく必要があります。
RSAIIが認識されている段階で、先ほどのツールをダウンロードしてきます。使うものは中に入っている「asu.exe」になります。適当なディレクトリに回答したらコマンドプロンプトで
# asu resetrsa
を実行すれば、しばらくすると初期化が完了。
//この方法が意外と変なドキュメントにしかなく探すのが大変でした。
IBM BladeCenter E での電源モジュール構成
今まで2000W電源2発@PowerDomain1で運用していたBladeCenterですが、ちょうどヤフオクで1800W電源2発を調達できたので増設することに。
IBM BladeCenterではPowerDomainという概念が導入されていて、以下のようにモジュールへ電力を供給しています。(IBM BladeCenter Eの場合)
- PowerDomain 1
- 電源モジュール
- 1,2
- 電力を供給する対象
- SMM1,SMM2,Blade1-7,IOModule1-4
- 電源モジュール
- PowerDomain 2
- 電源モジュール
- 3,4
- 電力を供給する対象
- Blade8-14
- 電源モジュール
ここで重要なのは、PowerDomain内の電源モジュールは同容量の電力を供給しなければならない点です。つまりPowerDomain1を2000W電源+1800W電源では構成できません。異なるPowerDomainの電源容量は別でも問題ないようです。なので、
- PowerDomain 1
- 2000W電源 * 2
- PowerDomain 2
- 1800W電源 * 2
といった構成は可能です。
またPowerDomain内でのFailOverPolicyの設定は以下のような意味になっていました。
Redundant with Potential performance impact-
電源容量が不足した場合でも、BladeCenterを稼動し続けることが可能です。
BladeHS20(88843)/LS20(8850)は1つの電源が故障した場合、電力保護モードに切り替えてサーバーの稼動を可能にします。
電力保護モードを使うことにより、故障により電源が1つになっても、搭載されているサーバーに電源投入を許可します。Redundant without performance impact-
パフォーマンスの低下が許されない環境において選択するモードです。
1つの電源が故障した場合、フルパフォーマンスで稼動することを保証できるサーバーだけに、電源投入を許可します。Non- redundant mode(デフォルト設定)-
ブレードサーバーの消費電力を下げ、それでも電力が不足する場合は、シャーシが十分な電力を供給できる状態になるまで、いくつかのブレードを停止させます。http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0395D66
BIND9にIPv6のACLを適応する
BIND9のIPv6対応をやったのですが、このままではあらゆるホストからの問い合わせに応答していますので、viewを利用してACLを適応します。
acl localnet { xxxx:xxxx:xxxx:xxxx::/64; fe80::/10; }; options { listen-on-v6 port 53 { any; }; }; view "internal" { allow-query { localnet; }; match-clients { localnet; }; recursion yes; 以下Zoneの設定 }
LinklocalAddressも書く必要があります。書かないとお断りされます。
[root@dnstest ~]# nslookup www.google.co.jp fe80::20e:cff:feb0:c5bd Server: fe80::20e:cff:feb0:c5bd Address: fe80::20e:cff:feb0:c5bd#53よりちゃんとしたACLを書くなら、http://www.iana.org/assignments/ipv6-address-space/あたりを参考にするとよいかと思います。 追記:allow-queryにも登録しておかないとrefuseされる。server can't find www.google.co.jp: REFUSED